ホーム今月の健康アドバイス  >  バックナンバー 2021年

 

2021年度2020年度2019年度2018年度2017年度2016年度2015年度
2014年度2013年度2012年度2011年度2010年度2009年度

3月号 「補 聴 器」

 

 3月3日は耳の日ですので、それにちなんで補聴器の話をしましょう

 

 補聴器に対するイメージはどのようなものでしょう。「まだ早い」「カッコ悪い」「雑音ばかり」「面倒」「高価」そのようなものでしょうか。

 

 目が見えにくいと日常生活に不便もあり眼鏡をかけるのは当たり前になっているのに、難聴に対する補聴器はまだまだ受け入れられていません。文字と違って音はテレビや音楽にしても簡単に自分で大きくできるので、軽度の難聴の場合は気づきにくいのです。中等度や高度の難聴ではテレビの音が大きすぎて家族から迷惑がられたり、会話でも何度も聞き返し、話しかけられても気付かなかったりで、皆の会話に入り込めなくなり、社会とのつながりも途絶えていくことになるのです。その結果、難聴は認知症の大きな一因ともなっているのです。

 

 また、難聴が進んでから補聴器を使いだしても、それまで脳は言葉を聞くことをさぼってきたので、話を補聴器で大きくしても音は大きく聞こえるけれど、言葉として理解はできなくて、雑音ばかり聞こえるということになるのです。

 

 最近の補聴器は各個人に合わせて雑音も減らせますし、オシャレな物もでてきています。

 

 補聴器専門店も補聴器をご自宅に貸し出して、ご自身の日常生活の中で試していただき、納得できるまで調節してくれます。

 

 耳鼻咽喉科や補聴器専門店とよく相談されて、ぜひ早めに使い始められることをお勧めいたします。

 

 これらの症状を少しでも軽減させるために、以下の事に気をつけてください。

・部屋は適度に明るく、モニターは明る過ぎず。
・少し目線は下げた位置で、30~40㎝以上は離して見る。
・できれば20~30分に1回小休止、長くても1時間は続けないよう。
1時間に1回は10~15分ほど目を休めて体もストレッチを。
・大人でも1日4時間以下に。
*スマートフォンでは画面が小さいのでさらにこまめに休息をはさみ、短時間にしておく方が良いでしょう。

 

 でも、症状が強い方はやはり眼科に受診されることをお勧めします。原因が遠視や乱視、老眼にあったり、使用しているメガネが合っていない事もあります。また治療が必要な場合や、なかには単なる疲れ目ではなく目の病気が隠れていることもあります。


一般社団法人 右京医師会 森戸 佳代子

 

2月号 「コロナ禍での「オンライン・・・」で目はお疲れ」

 

 新型コロナ感染流行下で、以前にも増してスマートフォンやパソコンを使用する頻度が増えています。単に家籠りで動画の閲覧やゲームの時間が増えただけではなく、リモートワーク、オンライン会議、オンライン授業、講演会や習い事、飲み会まで、様々なことがモニターを通して行われるようになってきました。目にとっては過酷な状況です。若年者においては近視の進行が憂慮(ゆうりょ)されますし、大人では目の疲れやピントが合わないということで悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

 

 近くを見るときはピントを合わせる調節筋が緊張し、遠くを見るときは緩みます。モニターを長時間見続けているという事は調節筋が緊張し続けており、疲労してきてだんだんピントが合わなくなってきます(調節衰弱)。或いは調節筋が頑張り過ぎて、今度は他の所を見ようとしたときに緩んでくれず、なかなか見たいところにピントが合いません(調節緊張、調節けいれん)。またこうして目を使っている時はまばたきが減り、ドライアイ傾向になって見にくくなり疲れを感じることもあります。

 

 これらの症状を少しでも軽減させるために、以下の事に気をつけてください。

・部屋は適度に明るく、モニターは明る過ぎず。
・少し目線は下げた位置で、30~40㎝以上は離して見る。
・できれば20~30分に1回小休止、長くても1時間は続けないよう。
1時間に1回は10~15分ほど目を休めて体もストレッチを。
・大人でも1日4時間以下に。
*スマートフォンでは画面が小さいのでさらにこまめに休息をはさみ、短時間にしておく方が良いでしょう。

 

 でも、症状が強い方はやはり眼科に受診されることをお勧めします。原因が遠視や乱視、老眼にあったり、使用しているメガネが合っていない事もあります。また治療が必要な場合や、なかには単なる疲れ目ではなく目の病気が隠れていることもあります。


 一般社団法人 右京医師会 西田 惠理

 

1月号 「コロナ禍でも必要な受診を欠かさないでください―心配なら相談を―」

 

 新型コロナ感染の流行が続いています。マスクや手洗い、三密回避など感染リスクを減らすことは引き続き重要です。この冬を乗り切ってコロナの収束が見える日がくることを願っています。

 

 今、医師として心配していることは受診控えです。持病の悪化や手遅れになって命を落とす人が全国で少なくないのです。
次のような例があります。今年3月に検診で異常がみつかったのですが、コロナで受診を控えていました。症状が悪化して10月に受診して転移のある進行した胃癌が見つかり手術できませんでした。70代半ばの女性で、学校がコロナで一斉休校になったため家で面倒をみる人がいないからと、小学生の孫の面倒を見ていたこともあって、忙しくて受診できなかったというのが理由です。ご本人の後悔、御家族の辛さが身に沁みます。
経済的事由、御家族の事情、孤独・孤立など理由は多岐にわたります。自分だけで、あるいは身内だけで悩まずに、ぜひ身近な医療機関に声をかけていただきたいと思います。


 癌だけでなく受診控えは医療のあらゆる面で起きています。高血圧、糖尿病、心不全などの慢性の病気、認知症などの高齢者の病気、救急や小児の病気、メンタル不全、歯科、健康診断などです。

 

厚生労働省は次のように呼びかけています。

 

1 過度な受診控えは健康上のリスクを高めてしまう可能性があります。

 

2 コロナ禍でも健診や持病の治療、お子さまの予防接種などの健康管理は重要です。

 

3 医療機関や健診会場では、換気や消毒でしっかりと感染予防対策をしています。

 

4 健康に不安がある時は、まずはかかりつけ医・かかりつけ歯科医に相談しましょう。


 もうすぐ節分・追儀式です。みんなでコロナ禍の鬼(疫鬼や疫神)を払いましょう。


 一般社団法人 右京医師会 吉中 丈志