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2月号 「たかが耳あか、されど耳あか」
いよいよ花粉シーズンが始まり、毎年ながら煩わしい時期となってきました。ただ、コロナ禍以降はマスクの着用が定着したこともあり、症状が以前より落ち着いている方も多いように感じます。とはいえ、まだまだ油断は禁物です。引き続き適切な対策をお願いいたします。
さて、今年度より学校健診における耳鼻科の判定項目が一部変更されました。
これまで「1 耳あか(耳垢栓塞)」としていた項目は、今年度から「1耳垢栓塞」と表記が統一されます。また、新たに14「その他」の中に『耳垢のため鼓膜所見がとれない』という文言が追加されます。従来は鼓膜が見えなければ1耳垢の病名がつきましたが、今年度からは“耳垢が完全に詰まっている場合”と“耳垢で観察ができない場合”が区別されることになります。
「たかが耳あかなので、受診まではしなくても…」と思われる保護者の方もおられるかもしれません。しかし、鼓膜の奥に病気が隠れていることもあります。指摘があった場合は、できるだけ医療機関での受診をお願いいたします。
さらに、「7 アレルギー鼻炎」も診断基準がより厳格になり、重症度が高い場合にのみ判定されるようになりました。これまで、花粉症や鼻炎症状がなくても「健診で指摘されたので…」と受診されるケースがありましたが、今後はより適切なスクリーニングが行われることになります。
耳鼻科健診はあくまで早期発見のためのスクリーニングです。自己判断に頼らず、「少しでもおかしいな」と感じたら専門医への受診をお勧めします。
一般社団法人右京医師会 平杉 嘉平太